2010年9月13日月曜日
今福龍太さん トークイベントとブックフェアのご案内
◎砂漠から書物の未来へーーじんぶんや64講 (今福龍太選「砂漠と書物」開催記念) http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/event.htm#shinjukuhonten_6
と同時にいま今福さん選書のブックフェアもおこなわれています。この選書が、またいいんです!
◎じんぶんや64講 今福龍太選「砂漠と書物」のエッセイと書物リスト http://bookweb.kinokuniya.jp/bookfair/prpjn64.html
ちなみに月曜社・小林さんの「ウラゲツ☆ブログ」でも紹介されています。
◎http://urag.exblog.jp/11255376/
都合のよろしい方は、トークイベントにぜひご参加ください。
2010年9月10日金曜日
オリオン書房ノルテ店にて、パスカル・キニャールフェア
2010年8月3日火曜日
冊子『本の島へ』
遅ればせながら、冊子『本の島へ』の造本を担当させていただいたBEKA(*)より、冊子の紹介をさせていただきます。
冊子『本の島へ』は青山ブックセンター本店で2010年5月16日、6月19日にひらかれた「〈本の島〉をめぐる対話」に向けて制作され、その来場者に配布されました(現在、同店ブックフェア「本の島」コーナーに展示中)。
著者や編集者、装丁家、書店員など、普段はそれぞれ異なった立場で書物に関わる面々が、津田新吾さんの編集した本の中から「わたしの(と)三冊」を挙げています。そうして集まった文章は、書物自体が潜在的に育んできた連なりをあらためて強く感じさせるとともに、ブックフェア「本の島」を航海する際の最良の案内役にもなっています。
■造本にあたって
「ひとつひとつの島は、一冊一冊の本。それぞれの本が個性を失わずに、しかしゆるやかに開かれたかたちで繋がっている、そんな出版活動――」(『本の島へ』より)その「出立」のしるしとしてふさわしい造本を心がけました。全身を輝かせ颯爽と歩く、奄美群島で出会った津田さんを思い出すにつけこの冊子はどうも四角形ではないというように思え、では三角は?と試したら、開いたときにちょうどヨットの帆のような形になることを発見。これは「本の島」へ向かうための乗り物としてもふさわしい、ということで最終的に大小の三角形のページを連ねるようなかたちにたどり着きました。「本」になる少し手前の、1ページ1ページが島であるような野生の書物です。
まず津田さんが世界に捧げた書物の島々=宇宙があり、その島々にさまざまな人が集い、想いを寄せ、冊子『本の島へ』が生まれました。この小さな舟の上であらたに出逢った想い、希いが、風にのり、連なり、しずかにひろがっていったなら、二艘の小舟も幸いです。
*BEKA(ベカ):創作集団。書物でありオブジェでもあるような遊動的書物を製作。主な作品に『奄美自由大学巡礼冊子』、『ル・クレジオ群島周遊冊子/付録・声の羽』、『スイス、ブラジル1924―ブレーズ・サンドラール、詩と友情/付録・旅の葉』など。http://beka.jp
2010年7月25日日曜日
青山ブックセンター本店で3つのイベント
「本の島」の活動とは直接関係があるわけではありませんが、ご紹介まで。
ひとつめは畠山直哉さんと港千尋さんの対談。
「本の島」棚には『LIME WORKS』や『瞬間の山』が並んでいます。
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201008/81.html
ふたつめは豊﨑由実さんと石川直樹さん。
棚には石川さんの『ARCHIPELAGO』が並んでいます。
「本の島」棚ではありませんが、豊﨑さんが編集されている『書評王の島』も、ABC本店では扱っています。
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200908/830.html
みっつめは池澤夏樹さん「鳥か、天使か、飛行機か」
棚には『静かな大地』『熊になった少年』「coyote」など数点並んでいます。
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201008/abc2010.html
ぜひご参加ください。
2010年7月11日日曜日
〔吉増剛造公開工房〕 津田新吾に捧ぐ Special appearance Prof. Ryuta Imafuku
http://bld-gallery.jp/exhibition/100618yoshimasugozo.html
ここで、以下のイベントが行われます。 ぜひどうぞ。
また、追悼文集『オマージュ 津田新吾』は、青山ブックセンター本店ブックフェア「本の島」棚にて展示しています。
〔吉増剛造公開工房〕
津田新吾に捧ぐ Special appearance Prof. Ryuta Imafuku
出演 : 鈴木英果、中島浩、吉増剛造
日時 : 7月18日(日)15時頃より
『オマージュ 津田新吾』制作者の鈴木英果氏、吉増作品集を数多く手がけるデザイナーの中島浩氏と共に、ギャラリー内で作品制作を行います。スペシャル・ゲストに文化人類学者の今福龍太氏をお迎えします。
2010年7月9日金曜日
冊子『本の島へ』をご紹介いただきました
「津田新吾の編集本から3冊選んでください」というアンケートを多くの方へ投げかけ、寄せられたご回答を、2冊に分けて製本しました。
寄稿された方々への発送作業が終わり、ここ数日でいくつか感想もいただいてます(イベントに参加された方のご感想も募集中です。右のメールアドレスまでどうぞ!) 。
月曜社の「ウラゲツブログ」では、この冊子のかたち・内容をわかりやすく紹介してくださっています。 ぜひお読みください。
http://urag.exblog.jp/10921198/
翻訳家・高橋啓さんのブログでは、冊子への回答の代わりともいえる、熱のこもった文章が。
http://web.me.com/k.t.trans/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E5%95%93%E3%81%AE%E5%8D%81%E5%8B%9D%E6%97%A5%E8%AA%8C/Blog/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC/2010/7/6_%E3%80%8C%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%B3%B6%E3%81%B8%E3%80%8D.html
月曜社の小林さん、高橋啓さん、ありがとうございます。
2010年7月5日月曜日
青山ブックセンター本店ブックフェア「本の島」の成り立ちから、現在まで/棚担当者が話す
こんにちは。青山ブックセンター本店のt島です。きょうは、「本の島」フェアをはじめたきっかけなどお話いたします。
昨年秋のことです。同店で働く先輩から、「津田新吾さんという編集者が夏に亡くなられて、〈絵葉書を送る会〉(管啓次郎さん・野崎歓さん・堀江敏幸さんが企画)という集まりがあったんですよ。ABCではイベントなどですごくお世話になってきた人で……」という話を聞きました。
それまで、わたしは津田さんのことはまったく知りませんでしたが、家に帰って青土社の本のあとがきを確認すると、すべて津田さんの編集でした。
はじめて買ったのはジョルジュ・ペレックの『エリス島物語』で、書店で装丁にひと目惚れした記憶が鮮明にあります。他の本もすべてジャケ買いしたものでした。そのとき、津田さんの本を集めて棚をつくったらすごい風景になるんじゃないかと思いついたのです。
早速、今福龍太さんと吉増剛造さんのイベントが決まっていることを理由にして、「オマージュ 津田新吾」フェアの企画を立てました。
しかしこの企画がムクムクと大きくなっていくのはその後です。
津田さんが「本の島」という構想を持っていたと知ったときは、驚きました。六本木店でずっと人文書を担当していた先輩が、「群島 - 世界論」をテーマにした棚に「本の島」というタイトルをつけていたのです。
先輩は、津田さんのことを知らなかった。すごい偶然だと思いました。
「じゃ、先輩のブックリストで、「群島」フェア、津田さん棚の横でやっちゃおう」と考えました。「量が多くなって発注も入れ替えも大変だなあ……」と思いつつ、「こういう偶然がやってきたってことは、きっといい棚になるってことだぞ」という、ふしぎな確信が徐々に強まっていきました。
また、時期を同じくして、水声社の営業さんが新刊の案内にやってきました。ジョルジュ・ペレックの『煙滅』。津田さんは、ペレックの著作をふたつ編集しています。前々から(ペレックの在籍した)言語遊戯集団「ウリポ」のフェア棚をつくりたいと考えていた私は、それらのフェアを並べて大きく展開しようと思いつきました。
おまけに、刊行されたばかりの2冊『本は読めないものだから心配するな』、『エクスタシーの湖』(スティーヴ・エリクソン著)が好評だから、著者の管啓次郎さん、訳者の越川芳明さんも呼んでトークイベントをやってしまおう。本も置こう。
そんなたくさんのめぐり合わせで、2010年1月中旬より、
5本の棚で4つの文芸書フェア
1. 「ウリポの言語遊戯」
2. 「オマージュ 津田新吾」
3. 「管啓次郎さん、越川芳明さんの棚」
4. 「群島―世界論 本の島」
という大きな棚をつくりました。
「オマージュ 津田新吾」という追悼文集をスキャンして棚で読めるようにし、4つのフェアがつながるように、それぞれの本がなるべく有機的に並ぶよう、下手ながら工夫しました。
(当時の棚紹介ページはこちら)
http://www.aoyamabc.co.jp/12/12_201001/541_2_3_4.html
この棚に、思いのほかたくさんの方が来てくださいました。勝手に写真を撮って(店内は撮影禁止です!笑)ネット上にUPしてくださった方もいます。棚へのお問い合わせもちびちび受けるようになって……。
やがて、〈「本の島」実行委員会〉なるものが生まれ、もろもろの活動が始まりました。
この棚をつくってよかったのは、津田さんの編集した本だけでなく、ほかの本もたくさん置けたことです。
津田さんの手を離れて世に出た本たちが、本そのものの放つオーラで、べつの本を吸い寄せてゆく。
それを形にして、売り場をつくることができる。
書店として実行できる「本の島」のひとつのかたちが、徐々に見えてきました。
棚スケジュールの都合で一旦畳んだこのフェアが、その名もズバリ「本の島――オマージュ 津田新吾」フェアとしてかたちを変えて蘇ったのが、「〈本の島〉をめぐる対話 トークイベント」を控えた5月上旬のことです。「群島 - 世界論」を軸にして、選書を大幅にアレンジしました。
口コミが広がったのか、たくさんの方に来ていただくようになり、(どなたでも自由に書き込める)ノートを設置、おみやげとしてブックリスト「津田新吾さんのつくった本たち」配布も始めました。
2回のトークイベントを経て、このフェア棚から「オマージュ 津田新吾」の看板をはずしました。ファイル「本の島 案内」も設置。
津田さんの仕事を振り返る時期がひと段落して、これからは「本の島」が未来にむかって帆をひろげます。
送り手と読み手をつなぐ場所「本の島」ブックフェアを、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
