幸いして雨もふらず、前回を上回る多くのお客様にお越しいただきました。
第1弾とあわせて6人の著者の方々にご登場いただきましたが、ひとりの編集者の像が6通りに浮かび上がってくるさまはスリリングでさえありました。
同時に、それでもやっぱり津田新吾なのだな、と思わせる一貫性にも思いを巡らせました。
自ら進行役を買ってでてくださった堀江さんの誠実な話の進め方、冨原さんの痛いくらいに伝わってくる真摯な思い、それらをいくぶん脱臼させながら(?)おおらかに受け止め、時折鋭い視線を過去と未来に投げかける前田さん。
この3人が集まって語り合うことそれ自体がひとつの幸福な事件であり、その場をひとりの人間が用意していたことに打たれます。
とはいえ、打たれてばかりもいられません。
次回以降は、もう少し未来へと歩み出さなければならないだろうと思います。
スケジュールなどはまだ決まっておりませんが、ブログやツイッターも使ってできるだけ生成過程も開いていければと考えています。
皆様からのご意見もいただけましたら、社交辞令などではなく嬉しく思います。
あまりコンセプトの固まっていない「本の島」ですが、ほとんど唯一の方針といえるのが「聞くこと」なのです。
ご来場いただいた方、ご用事があって来られなかった方、いろいろなかたちで「本の島」のことを広めてくださっている方、みなさんにお礼を申し上げます。