文芸書・人文書の編集者・津田新吾さんがどのような本を世に送りだしたのか。現時点でわたしたちが把握しているタイトル一覧です。ここにある本の島々から、もっと広い世界へ!
リストにある本の多くは、青山ブックセンター本店で開催中のブックフェア「本の島——オマージュ 津田新吾」のコーナーで実際にご覧いただけます。ぜひ、お店のほうに足をお運び下さい。
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*津田新吾さんが青土社で編集を手がけられた本
吉増剛造『花火の家の入口で』(1995)
吉増剛造『燃えあがる映画小屋』(2001)
管啓次郎『コヨーテ読書――翻訳・放浪・批評』(2003)
堀江敏幸『おぱらばん』(1998)*第12回三島由紀夫賞受賞
堀江敏幸『魔法の石板――ジョルジュ・ペロスの方へ』(2003)
野崎歓『ジャン・ルノワール 越境する映画』(2001)*第23回サントリー学芸賞受賞
野崎歓『香港映画の街角』(2005)
野崎歓『赤ちゃん教育』(2005)*第22回講談社エッセイ賞受賞
ジャン・ルノワール『ジョルジュ大尉の手帳』野崎歓訳(1996)
ジャン・ルノワール『イギリス人の犯罪』野崎歓訳(1997)
ジャン・ルノワール『ジャン・ルノワール エッセイ集成』野崎歓訳(1999)
前田英樹『映画=イマージュの秘蹟』(1996)
前田英樹『セザンヌ 画家のメチエ』(2000)
甲野善紀・前田英樹『剣の思想』(2001)
前田英樹『言葉と在るものの声』(2007)
冨原眞弓『シモーヌ・ヴェイユ 力の寓話』(2000)
冨原眞弓『トーヴェ・ヤンソンとガルムの世界――ムーミントロールの誕生』(2009)
田中純『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(2001)*第24回サントリー学芸賞受賞
田中純『死者たちの都市へ』(2004)
小池寿子『描かれた身体』(2002)
若桑みどり『聖母像の到来』(2008)
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須賀敦子『時のかけらたち』(1998)
須賀敦子『イタリアの詩人たち』(1998)
多和田葉子『容疑者の夜行列車』(2002)*第14回伊藤整文学賞・第39回谷崎潤一郎賞受賞
多和田葉子『アメリカ――非道の大陸』(2006)
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アントニオ・タブッキ『夢のなかの夢』和田忠彦訳(1994)
アントニオ・タブッキ『島とクジラと女をめぐる断片』須賀敦子訳(1995)
アントニオ・タブッキ『ベアト・アンジェリコの翼あるもの』古賀弘人訳(1996)
アントニオ・タブッキ『フェルナンド・ペソア最後の三日間』和田忠彦訳(1997)
アントニオ・タブッキ『黒い天使』堤康徳訳(1998)
パスカル・キニャール『アルブキウス』高橋啓訳(1995)
パスカル・キニャール『音楽への憎しみ』高橋啓訳(1997)
パスカル・キニャール『舌の先まで出かかった名前』高橋啓訳(1998)
パスカル・キニャール『辺境の館』高橋啓訳(1999)
パスカル・キニャール『アプロネニア・アウィティアの柘植の板』高橋啓訳(2000)
パスカル・キニャール『ローマのテラス』高橋啓訳(2001)
パスカル・キニャール『さまよえる影』高橋啓訳(2003)
フェデリーコ・フェッリーニ『魂のジュリエッタ』柱本元彦訳(1994)
G・カブレラ=インファンテ『煙に巻かれて』若島正訳(2006)
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鹿島茂『子供より古書が大事と思いたい』(1996)*第12回講談社エッセイ賞受賞
鹿島茂『『パサージュ論』熟読玩味』(1996)
ロミ『乳房の神話学』高遠弘美訳(1997)
マヌエル・プイグ『グレタ・ガルボの眼』堤康徳訳(1999)
谷昌親『詩人とボクサー――アルチュール・クラヴァン伝』(2002)
永沢哲『野生の哲学――野口晴哉の生命宇宙』(2001)
アルフォンソ・リンギス『信頼』岩本正恵訳(2006)
川村湊『海を渡った日本語――植民地の「国語」の時間』(1994)
アブデルケビール・ハティビ『マグレブ 複数文化のトポス――ハティビ評論集』澤田直編訳、福田育弘訳(2004)
ジョルジュ・ペレック『エリス島物語――移民たちの彷徨と希望』酒詰治男訳(2000)
ディディエ・デナンクス『カニバル(食人種)』高橋啓訳(2003)
マリオ・リゴーニ・ステルン『テンレの物語』飯田煕男訳(1998)
アレッサンドロ・G・ジェレヴィーニ『ファザーランド』(2005)
ウーク・チャング『キムチ』岩津航訳(2007)
マルタン・パージュ『僕はどうやってバカになったか』大野朗子訳(2003)
ドミニク・ノゲーズ『人生を完全にダメにするための11のレッスン』高遠弘美訳、青土社(2005)
『入澤康夫〈詩〉集成』上・下(1996)*第39回毎日芸術賞受賞
キース・ヴィンセント+風間孝+河口和也『ゲイ・スタディーズ』(1997)
タイモン・スクリーチ『江戸の思考空間』村山和裕訳(1998)
上野千鶴子『ナショナリズムとジェンダー』(1998)
アルデン・T・ヴォーン+ヴァージニア・メーソン・ヴォーン『キャリバンの文化史』本橋哲也訳(1999)
ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル――フェミニズムとアイデンティティの攪乱』竹村和子訳(1999)
ジュディス・バトラー『アンティゴネーの主張――問い直される親族関係』竹村和子訳(2002)
ピエール・クロソウスキー『生きた貨幣』兼子正勝訳(2000)
浅田彰『20世紀文化の臨界』(2000)
多田智満子『動物の宇宙誌』(2000)
丸川哲史『台湾、ポストコロニアルの身体』(2000)
丸川哲史『帝国の亡霊――日本文学の精神地図』(2004)
末延芳晴『荷風とニューヨーク』青土社(2002)
陣野俊史『フットボール都市論――スタジアムの文化闘争』(2002)
四方田犬彦『アジア映画の大衆的想像力』(2003)
東ゆみこ『クソマルの神話学』(2003)
末延芳晴『夏目金之助 ロンドンに狂せり』(2004)
平野嘉彦『マゾッホという思想』(2004)
永渕康之『バリ・宗教・国家――ヒンドゥーの制度化をたどる』(2007)
デイヴィッド・ライアン『監視社会』河村一郎訳、青土社(2002)
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叢書*西洋中世綺譚集成
ティルベリのゲルウァシウス『皇帝の閑暇』池上俊一訳(1997)
クードレット『メリュジーヌ物語――母と開拓者としてのメリュジーヌ』松村剛訳(1996)
ギラルドゥス・カンブレンシス『アイルランド地誌』有光秀行訳(1996)
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シリーズ現代思想ガイドブック
B・アシュクロフト + P・アルワリア『エドワード・サイード』大橋洋一訳(2005)
S・モートン『ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク』本橋哲也訳(2005)
S・サリー『ジュディス・バトラー』竹村和子他訳(2005)
T・マイヤーズ『スラヴォイ・ジジェク』村山敏勝他訳(2005)
J・プロクター『スチュアート・ホール』小笠原博毅訳(2006)
C・コールブロック『ジル・ドゥルーズ』國分功一郎訳(2006)
R・J・レイン『ジャン・ボードリヤール』塚原史訳(2006)
G・アレン『ロラン・バルト』原宏之訳(2006)
T・クラーク『マルティン・ハイデガー』高田珠樹訳(2006)
S・ミルズ『ミシェル・フーコー』酒井隆史訳(2006)
L・スピンクス『フリードリヒ・ニーチェ』大貫敦子・三島憲一訳(2006)
N・ロイル『ジャック・デリダ』田崎英明訳(2006)
*書肆風の薔薇/水声社で手がけられた本
クラウディオ・マグリス『オーストリア文学とハプスブルク神話』鈴木隆雄・藤井忠・村山雅人訳(1990)
アレホ・カルペンティエル『光の世紀』杉浦勉訳(1990)
フアン・ルルフォ『燃える平原』杉山晃訳(1990)
ウェイン・C・ブース『フィクションの修辞学』米本弘一他訳(1991)
ジェラール・ジュネット『ミモロジック――言語的模倣論またはクラテュロスのもとへの旅』花輪光監訳(1991)
ジェラール・ジュネット『フィギュールⅠ』花輪光訳(1991)
安原顯『カルチャー・スクラップ』(1992)
ジョルジュ・ペレック『人生 使用法』酒詰治男訳(1992)